【三和ボタン】新旧ホルダーの違い
音楽ゲームに使われている三和ボタンには、旧型ランプホルダーと新型ランプホルダーがあります。
今日は新旧ホルダーの違いをまとめてみました。それぞれのランプホルダーは三和ボタンに対応していますので、三和ボタンを持っている方は簡単に交換できます。
新旧ホルダーの違いについて
旧型ランプホルダー
照光式専用 旧型ランプホルダー 【OBSA-LH-N】 ランプ・マイクロスイッチ無し |
旧型ランプホルダーは AC IIDX筐体やDAOコンなどで使用されています。旧型ランプホルダーを使用する長所と短所を下記に示します。
長所(メリット)
1. マイクロスイッチの交換ができる
2. 接続先がマイクロ、ランプで分かれているので分かりやすい
3. メンテナンスに関する資料が多い
4. 値段が安い
短所(デメリット)
1. 接続にファストン端子を使用するため着脱メンテナンスに手間がかかる
音ゲーで遊ぶ私たちにとってマイクロスイッチ交換が可能な点は重要ですね。マイクロスイッチの硬さ+バネの硬さ=ボタンの硬さ なので非常に重要です。接続先も慣れてしまえば間違えることも無いでしょう。ただし、端子の着脱には一つのボタンに対して4線分すなわち4回の作業を行う必要がありますので、メンテナンス性はあまり良くないといえます。
新型ランプホルダー(ワンタッチランプホルダー)
照光式専用 ワンタッチランプホルダー(マイクロスイッチ) 【OBSA-LHS1F-LN】 |
新型ランプホルダーはACサウンドボルテックスに使用されています。今後登場する音楽ゲームにも採用される可能性は大きいです。新型ランプホルダーを使用する長所と短所を下記に示します。
長所(メリット)
1. 接続が非常に簡単(ワンタッチ)
2. メンテナンス性が良い
短所(デメリット)
1. マイクロスイッチ交換不可(おそらく100g)
2. 値段が少々高い
3. メンテナンスに関する資料が少ない
4. 専用ハーネスが必要
新型ランプホルダーはハーネスがあれば簡単に着脱できるので、メンテナンス性がとても良いといえます。しかし、マイクロスイッチの交換ができないため、ボタンの重さを変更するにはバネの重さを変えるしか方法がありません。ですが、マイクロスイッチだけでも100gほどありますので、それ以上柔らかくすることはできません。
ACのサウンドボルテックスで使用されているボタンなので、AC環境に近づけたい方におすすめです。また、100gなのでポップンミュージックにもオススメです。
新型ランプホルダー(リードスイッチ型)
照光式専用 ワンタッチランプホルダー(リードスイッチ) 【OBSA-LHSDF-LN】 |
新型ランプホルダーの姉妹モデルです。ラブプラスアーケードで使用されています。リードスイッチ型を使用する長所と短所を下記に示します。
長所(メリット)
1. リードスイッチが柔らかい(おそらく50g)
2. 接続が非常に簡単(ワンタッチ)
3. メンテナンス性が良い
4. 耐久性がある(商品ページより)
短所(デメリット)
1. マイクロスイッチ交換不可
2. 値段がかなり高い
3. メンテナンスに関する資料が少ない
4. 専用ハーネスが必要
三和電子の商品ページには 押圧:100g(スイッチ単品) と書かれていますが、以前私がこのスイッチを触った時の感触としては50gほどに感じました。マイクロスイッチタイプよりも軽いので、IIDX等の音ゲーで使用するならこちらを選ぶといいのかなと思います。しかし、値段がもの凄く高いので、導入してみたい方はまず1個注文してみるのがオススメです。気に入ったら7個でも14個でも・・・((((;゚Д゚))))
新型ランプホルダーのハーネス
新型ランプホルダーは従来のファストン端子では接続できません。そのため、専用のハーネス(ケーブル)を使用する必要があります。三和電子で購入できるハーネスを下記に示します。
照光式ワンタッチランプホルダー専用ハーネス 【LHS-H】 |
専用ハーネスです。これを購入すれば新型ランプホルダーに接続することが可能です・・・が、よく見ると右側の基板側に何もコネクタがありません。
左側のコネクタは新型ランプホルダーに接続するために最適化されていますが、右側のケーブルには汎用性を持たせるためにコネクタはなにも付いていないのです。
従いまして、このハーネスを購入してもDAOコンで使用するには一手間を加えないと全く使い物にならないわけです。
次回は
次回は新型ランプホルダーのDAO互換ハーネス作製について紹介したいと思います。
何か気になった点がありましたらコメント欄におねがいします。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。